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社長のコラム

奥山浩司(剛旭)社長コラム

by 宮西ナオ子 Presents

奥山: 竹原さんの夢を教えてください。

竹原: 中小企業の社長さんにもっと元気になってもらうことです。これまで松下電器やソニーも本田技研も、その昔はみんな中小企業でしたが、今や世界の大企業になりました。現在では、残念ながら日本にそういう会社が見当たりません。今後、世界で大活躍するような企業がほしいと思います。
そこで御社、HCIが世界企業のロボット会社になることを心から期待しています。ロボット、AI、IoT、DXなどといった分野で活躍してほしいですね。ロボットはサービス用ロボットが盲点です。
 そして日本の市場のみではなく、ぜひとも世界を相手にしてほしい。世界に出ていただき、世界のブランドになってほしいし、私もそのお手伝いをしていきたいと思います。

竹原: あれ以後、私は相変わらず、しこしこと毎月40社、50社の中小企業を取材して、途切れることなく、新聞を発行し続けています。

奥山: ありがとうございます。頑張ります。




竹原: 私は年間、400社から500社の中小企業を取材していますが、元気な会社の社長ほど、もっと元気になりたいという意識が高く、よりよくなるための向上心が高い。そこでひとつの「元気の秘密」を得るための法則性をみつけたのです。

奥山、宮西: ぜひともそれを知りたいですね。

竹原: それが「あ・い・う・え・お」経営なのです。「あ」は明るいこと。奥山社長が暗い顔をしているのを見たことがありません(笑)。「い」は、意志を強く持つことです。奥山社長は、小さいときから「社長になりたい」という強い志があった。それを持っているからこそ実現ができたのでしょう。「う」は運です。成功した社長は運がよいといいますが、単に運がよいのではなく、「運が良いと思い込んでいる」人間です。「俺はついている人間だ」と思い込むことです。あらゆることをプラス思考にするのは、みんな元気な社長さんです。「え」は、縁を大切にすること。自分さえよければいいという考えはNGで、相手のことを考える姿勢です。「お」は、大きな夢を持っている人です。




奥山: 素晴らしい! 「大きな夢」を持つということですが、私の究極の夢は「世界平和」と「人類救済」です。そこで自分ができることは何かと考えると機械やロボット、AI、IoTなどの技術で「人手不足問題の解消」「事業継承」を行い、それらに悩む「地域を、日本を、世界を救いたい」と思っています。既に、「人手不足問題」「事業継承問題」は、工業やサービス業だけでなく、様々な業界にあります。ロボットで確実に、着々とアプローチし、多くの人を助けられたらと思っています。

竹原: 素晴らしい夢ですね。

奥山: それともうひとつ、数字で言うと、8年後には会社を今の4倍の規模にしたいと思っています。本当の骨太の大企業に成長させたい。

竹原: そして世界進出ですね。ロボットは世界を救う新しい救世主のようなものですから、まずは各地の町の一般的な飲食店で普通にロボットが動くようになったら、世の中が変わると思います。



奥山: ロボットを上手に使うには経済産業省も提唱している「ロボットフレンドリーな環境」が必要だと思います。
 例えば昨今ではすっかり一般的に使われるようになったお掃除ロボットルンバを確実に働かすためには、床に物をおきませんね。予め掃除がしやすいように床を片付け、ロボットが動きやすいように環境を整えてあげることが大切です。
 こうして使う側の人がロボットを良く知り、ロボットを使う環境を整備する必要があるわけです。
 ロボットフレンドリーな環境を作るためには、ロボットと共存するために何が必要かを知るための教育というか、啓蒙活動が必要なので、色んなところでセミナーや講演、イベントなどを積極的に行っています。




宮西: そう考えると「発信」においてもお二人のコラボが期待できますね。

奥山: そうですね。竹原さんの発信力は大きいですから、コラボしたイベントやセミナーを行いたいですね。それは今後のロボット導入促進の大きな助けになると思います。

竹原: 私は年間を通じて、おおよそ中小企業を500社ほど取材しているので、ロボットに興味をもっている経営者を良く知っています。でも彼らはロボット導入は非常に高価なのではないかと懸念していると思いますよ。でも、よくよく考えてみると、人件費や経費を考えたら、ロボットのほうがむしろ効率がよいかもしれませんね。それを踏まえ、ロボットの導入方法や使い方などについて、買う側にきちんと説明すれば、ロボットを導入する良いきっかけになるでしょう。今後の人手不足とか人件費の問題を考えたら、ロボットは大いにニーズがあると思います。




竹原: 関西の中小企業対象でロボットの普及にフォーカスした「ロボットを普及する会」を作り、セミナーやイベントを行っていくことで、一助になりそうですね。数か月に1回でもいいので、中小企業の皆さんがロボットに親しむ勉強会を開催したいですね。

奥山: それは嬉しいです!楽しみです。

竹原: 私はとにかく中小企業を元気にしたい。奥山さんも同じですからね。

宮西: お二人とも思いが同じですから、素晴らしいコラボができそうですね。

奥山: そうです。そして「世界平和」と「人類救済」が最終目的ですから。

宮西: 出会うべくして出会ったお二人なんですね。
社会貢献と世の中を明るくすること。お二人のコンセプトは同じで、ここ、大阪から広がっていきそうですね。本日はありがとうございました。(最終話終了)

コメント
ロボットの活用に対しては、使う側の人がロボットフレンドリーな環境を知り、準備していくことが大切だとわかりました。それを普及し、発信していくために、竹原編集長とのコラボは大きな躍進につながりそうです。今後のセミナーやイベントが大いに期待されますね。次回の対談はモロッコ王国前特命全権大使夫人 アルールうた子さんです。