新たな「夢」をカタチにする技術創造メーカー 株式会社HCI

社長のコラム

奥山剛旭社長コラム

by 宮西ナオ子 Presents

宮西: 市長が今後の町づくりで具体的に考えている改革や計画について教えてください。

南出: 具体的に実践している新しい動きは教育関係と健康づくりです。教育関連では、右脳開発教育を導入しようと思い、研究をしています。右脳は感性やイメージに働きかけ直感力・ひらめき・想像力に貢献します。実際に行っているのは速読で、すでに民間の教室では本をぺらぺらとめくり、1分間に内容を瞬時に理解するトレーニングを取り入れています。信じられないかもしれませんが、初めて見た本の内容をすぐに要約する。後ろのページから読んだり、さかさま読みをしたりしても理解できるのです。論より証拠で実際の現場の映像をお見せしましょう(右脳速読の映像を見せる)

奥山: ぱらぱらと見るだけで内容がわかるのですね? すごいですね、これは!

南出: 訓練次第では誰もができるようになります。私はこの3年間、右脳教育の現場を視察し、大きな可能性を感じています。研究機関と一緒になって研究し、教育に取り入れていきたいと思います。


奥山: 画期的な教育を推進しているのですね。

南出: 現状の教育システムでは右脳教育が見逃されています。ロジカルシンキングで左脳の訓練はしていますが、ロジカルシンキングだけではもはや新しいイノベーションは生まれないといわれています。発想、直感、感性は右脳領域です。右脳が開花すれば、直観力や想像力が目覚めます。
また情報の少ない人には想像力が生まれないと思います。右脳教育で速読すれば、驚くほど多くの書籍を読むことができますから膨大な情報をインプットできるでしょう。すると圧倒的に想像力、発想力が芽生えてくるのです。仕事の面でも新しい可能性が開けると思いますし、生活面でも豊かな人生が送れると思います。さらに右脳は運動神経系も司ります。スポーツ選手には右脳が発達している人が多いそうです。例えば速読をするようになって共通するのは足が速くなることですね。また芸術家も右脳が発達しているようで、ピアノが上手に弾けるようになったりするようです。

宮西: 右脳は思いやりの心も育むといわれますから、人間関係もよくなりそうですね。


HCI製ロボットを視察する南出市長

奥山: 右脳教育というのは脳の活性化ですね、将来が楽しみです。我々ができることは産業の活性化です。ロボットやAIは人不足・3K職場での活躍などが見込まれますが、もっと地域の製造業やサービス業で利活用していただき、あらゆる産業が元気にそして更に強くなってもらいたい。そして産業の活性化は町も更に元気になり、それは市民の皆様にも喜んでいただけると考えています。
できれば「ロボットの町」として認知され、市民の皆様にHCIのロボットをご覧いただき、共に学んでいけたらいいなと思い描いています。

南出: 期待しています。将来的な可能性を感じますね。HCIさんが中心になり南大阪から大阪、関西を盛り上げていけるような大きな活動として、我々も連携をしていきたいと思います。

宮西: 毛布の町でありロボットの町ですね。

宮西: もうひとつ、「健康」というキーワードがありましたね。

南出: 今、世界ではライフサイエンスや健康サイエンスが注目されています。健康づくりに関しては、もともと人がもっている機能をいかに回復させていくか。いかに向上させていくかという取り組みが、今後の日本社会の大きな課題になっていくと推察します。特に高齢者が介護に陥る原因の一位は転倒、骨折といわれます。転倒の大きな原因は足の指が浮いてしまっていることで、着地面、接地面が少ないためにバランスが悪いのです。足の裏にはメカノレセプターという受信機能があり、指と足全体でアーチを作り、着地面を大きくしてバランスをとり、地面の状態を確かめながら歩くのですが、現代人は指の先が浮いてしまっているので、バランスがとれずに転んでしまうことが多いのです。今の子どもの約8割以上が浮指や土踏まずがないなど足部に何らかの異常を抱えている状態で、大人も8割がかかと重心です。足がきちんと地面についていないと体幹を維持することもできず、姿勢も歪んでしまうわけです。


宮西: 市長も学ばれているのですか?

南出: 私は3年前から研究し、2年前にバイオメカニクスを研究されている先生と出会い、足のアーチを整えるコンディショニングの技術を学びました。バイオメカニクスの扱う範囲は個体単位から細胞単位まで幅広く、たとえば骨や靱帯、腱などに対して材料力学や構造力学的な解析を行ったり、鳥や昆虫などの飛行・魚類などの遊泳、心臓・血管中での血液の流れなどを流体力学的に研究したりしています。将来的には人工臓器の開発への応用も期待されているようですが、私は子どもから高齢者まで多くの方の足を改善するためのセミナーも行っています。10分ほど足のアーチを整えるマッサージのような手技をするだけで、歩けなかった人が歩けるようになったりしています。こちらもビデオがありますので、ぜひともご覧ください。(ビデオを見て)

奥山: ほお。こちらもすごい技術ですね。立てなかった人が歩いていますね! 驚きました!

南出: 右脳教育も足の健康法も、今までは民間で注目されてきましたが、民間だけでは世の中に広まりません。私は平成19年から全国に仲間を作り、本質的に今、何が最も大切かと見極めていったときに、民間で広まっている有意義なこと、本質的なことを取り入れていこうと思ったのです。民間で行っている時は非公式でも我々が行うことで公式化され発信力が増します。これが新しい価値観を提案し、オセロの一枚目を変化させることになると思います。泉大津市では自治体として日本で初めてドクターやスポーツトレーナー・足袋メーカー等足に関する研究をしている企業とも連携し「足指プロジェクト」を立ち上げます。例えば、足袋メーカーからは足袋スニーカーを提供頂き、幼児教育の現場で活用や研究を行います。これが現物です。(足袋の形をしたスニーカーを見せてくれる)

奥山: こんな足袋があるのですね。すごいな。

宮西: 可愛いですね。履いてみたい!



足袋型シューズで、足育プロジェクトが始まる


南出: この足袋スニーカーを履くと、自然と正しい足の使い方ができます。そこで足からの健康モデルを作ろうと思っています。
(第2話終了)


コメント
右脳教育やバイオメカニクスについては、今まで多くの人が取り入れて有意義な結果を得ているものの、公的な機関が大々的に取り入れることはなかったため、市長の取り組みは画期的なことではないでしょうか。大きな勇気や挑戦、決断が必要だったのではと推察され、このムーブメントが確実に新しい波紋を広げていくものと感じられました。次回をご期待ください。
(第3話に続く)