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社長のコラム

奥山剛旭社長コラム

by 宮西ナオ子 Presents

心斎橋にあるシンさんのお店では楽しい時間が流れていきます。独特のユーモアや物まね、マジックでもてなしていただき、笑いと喜びが続きます。先月号でもお伝えしましたが、どんなに辛いことがあっても「人を許す」という意識にまでいきついたシンさんの悟りにも大いに感動しました。今回は、人のことを大切にされるお二人の描く未来はどのようなものなのか聞いてみました。


シン: ところで奥山社長はどうしてロボットの仕事を始めたのですか?

奥山: 自分は子供のころから社長になりたかったんですよ(笑)。もともと普通のサラリーマンの家庭で育ちましたが、伯父が工務店をしており、親せきを招いてお肉をご馳走してくれるんですね。自分は子供の頃、それがすごいと思い、かっこいいなと憧れていましたから、将来は社長になろうと思っていました。大学は工学部で材料化学を専攻しましたが、それを仕事にしたいとは思わず、色々悩んだ末に、もともと絵を描くことが好きだったので、小さな機械メーカーで機械設計をすることにしました。そこでいつかは独立したいと思い、色々なことを学び、31歳の時に独立しました。その時は、何も決まっていないのに、何とも言えない自信だけはありました。明るい未来だけを見ていました。

シン: 大きな目的があったからでしょうね。




奥山: 独立して機械メーカーとなり、新しいものを開発する時、不思議なことに、神様が下りてくるような気がするんです。何故か、頭の中に、こうすれば上手くいくと思える図面が思い浮かび、それを図面に描く。そんな不思議な感覚があります。機械は、作り手の魂や思いが入り、いい念を抱き、取り組んで作ると良い機械・ロボットシステムができる。その良い機械・ロボットシステムは、お客様の工場で順調に動き、お客様に喜んでいただき、また、買ってもらえる……。悪い念を抱いていると、機械は順調に動かず、不備なことが生じる。だからこそ魂を込めて作ることが大切であると、いつも社員に話をします。そして、これからの生産年齢人口の減少に伴い、働く人が少なくなる。それを解決できる一番の手段がロボットやAIです。私は機械やロボット・AIを創る力を生かして、世界中を笑顔溢れる社会にすることがミッションだと考え、毎日を悔いなく、ロボット・AIと楽しく向き合いながら生きています。



シン: 好きなことをして飯くっていける人は全体の数%もいないと聞いたことがありますが、奥山社長も僕も自分の好きな分野で生活をしているので幸せですね。ロボットが好きな人は世間にいっぱいいるでしょう、そして、これからも増え続けると思います。とはいえ『アイロボット』という映画は怖かったなあ(笑)。

奥山: 海外のロボットは『ターミネーター』をはじめとして、概して悪者で、敵なんですよ(笑)。でも、日本は『鉄腕アトム』『鉄人28号』からはじまり『ドラえもん』と全てがヒーローで楽しい仲間です。だからこそ日本はロボットをもっと誇りにしていいと思うし、自分も誇りをもってロボットの事業を継続し、精進したい。




宮西: ロボットはマジシャンになれますか?

シン: なれると思います。何か記憶させて覚えさせたらできるのではないでしょうか?

奥山: いやあ。簡単なことはできてもシンさんのような優れた技術を駆使することはできないと思うし、何と言っても独創的な考えはできません。シンさんとロボットのマジック対決をしたいと思いましたが、シンさんの技術を見ていると、簡単にロボットを制御できませんね。シンさんの指の使い方などはすごい訓練をされていると思いますが、ロボットでそこまで訓練された動きをするのは現状では難しい。そしてロボットは新しいことを発想することができません。

宮西: それとシンさんの絶妙なトークですね。

奥山: トークについては追いつかない。シンさんは圧倒的ですね(笑)。




シン: マジックはマッサージと同じで、人を豊かにしてあげることができます。ここにきて身体が軽くなったという人も多いですよ(笑)

奥山: シンさんは人を救いたいと思い、それを使命に思っている。

シン: 僕の最終目的は全国にたくさんある孤児院を回ることなのです。小さいとき、僕も少し孤児院にいたことがあるんです。そのときに子どもたちを元気にする訪問者がきてくれました。それを思い出すと、僕もマジックで貢献したい。そして喜んでくれた子どもの中から次に続くマジシャンがでてきたら嬉しいですね。孤児院にはスーパースターやハングリー精神をもつ子がいて、自分の才能を引き出してくれるチャンスを待っているのです。彼らは手に職をつけたいと思っている。それだからこそ、エンターテインメントが生きるのではないでしょうか。僕のマジックをみて、マジシャンになる人がいたら、それは僕の陰徳だと思います。生きている間にそんなことをしたいですね。         

奥山: 素晴らしいですね。ロボットと一緒に孤児院を回りませんか?



奥山: その前にシンさんのお店とも何かコラボしたいですね。評判のイチゴパフェがあると聞きましたが。どのようなものですか?

シン: Berry berry crazi puffeというイチゴパフェです。北海道では飲んだ後、最後にパフェを食べるようで、それを「閉めパフェ」というのだそうです。私も北海道に行ったとき食べに行ったら、真夜中なのに、多くの人が並んでいるので驚きました。値段も2000円近くするけれど、見た目もイチゴの味も全く違うわけです。これは凄いと思った。そこで心斎橋パルコの店でも、特別のパフェを取り入れることにしました。まるごと1パックのイチゴを使い、1980円で提供。お通しのイチゴとジャムをつけていますが、このジャムも当店のオリジナル。ソフトクリームもめちゃくちゃ濃厚です。原価も相当高いのですが、銀座で2500円のパフェよりもおいしいというお誉めの言葉もいただき、「本物」のパフェだと思っています。社長のロボットも、僕のマジックも本物です。ものがよければ全国から人はきますからね。


奥山: 今度、うちのロボットをシンさんのお店で働かせてください(笑)

シン: それは面白い、是非ともやりましょう!

宮西: それは楽しみですね。絶対に話題になること間違いないですね。本日はありがとうございました。(最終話終了)

コメント
時間がいくらあっても足りないくらい盛り上がった対談でした。お二人とも、志と意識が高く、高潔なヴィジョンを話しているだけでも高揚してきます。ロボットやAIも世の中を救い、マジックも多くの人の気持ちを豊かにするということで、何か新しいコラボができていくことを期待しています。それに噂のパフェもぜひとも食べてみたいものですね。