新たな「夢」をカタチにする技術創造メーカー 株式会社HCI

社長のコラム

奥山剛旭社長コラム

by 宮西ナオ子 Presents

宮西: ウイズ&ポストCOVID-19の世の中はどのようになるでしょうか?

永野: 今や次の時代を開くための合言葉が「新型コロナウイルス」です。そういう意味では今回の荒波を乗り越え、次の時代に合う仕事のやり方をみつけ、改革していく必要があります。今後も私たちは変化していかねばならないし、行政としても変化する必要があります。例えば在宅で仕事をする、セキュリティをしっかりする。自由にパソコンを移動させるフリーアドレスのオフィスを創るなど、さまざまな試みが考えられていますね。
 すでに今年のはじめに私は、野球型の組織とサッカー型の組織の違いを職員に訓示しました。野球型の組織は常に役割が決まっている。一方、サッカー型はもっと流動的で、その都度、みんなが臨機応変に形を変えて行う。今後、野球型からサッカー型に仕事のやり方が変化していくでしょう。そのような変化に柔軟に対応して次世代に通用する役所にしたいですね。




奥山: ソーシャルディスタンスとして人と人との接触を減らすことが求められていますが、このことからも今後はロボットやAI導入の時代になることは否めないことでしょう。すでに社会全体がロボットやAIにより着眼するようになりました。
 弊社にもマスクメーカーや乳酸菌関連企業、病院などから問い合わせがありましたし、日々、ロボットシステムの需要が高まりつつあり、引き合いが入っています。サービス業などにもロボットは入るようになりましたし、すごい勢いでロボットの受注は伸びています。今後は人とロボットの共存がますます進んでいくでしょう。
 このような状況の中で、ひとつの試みとして、ロボットとAIのラボを泉大津駅近くのビルの3階を借りて創る構想があります。現ロボットセンターの3倍の広さで、ここでは新しいロボットを開発します。以前、市長が視察に来ていただいたことがありますが、あれからロボットはさらに増えて22台になりました。大阪では断トツで、全国でも片手に入るくらいの規模になりました。




宮西: 奥山社長の会社のある泉大津や永野市長のいらっしゃる岸和田市はこれからロボットのメッカになりそうですね(笑)

奥山: そうなるように頑張ります(笑)

永野: この周辺の中小企業はこれからの仕事をするにあたってHCIさんと繋がってロボットを取り入れるという選択肢がありますから、他の地域の中小企業よりも選択肢がひとつ多いというメリットがありますね。

奥山: そういっていただいてありがたいです。

永野: 近いというのは大きなメリットです。微調整をしていただく時なども声をかけやすいですからね。とはいえ社長はフットワークが軽いからどこでも行かれるでしょうが……。

奥山: まずは地元が潤ってほしいですしね。





永野: 新型コロナウイルスについて経済的な損失は計り知れませんが、このような時代にあって、どれだけ多くの企業がチャンスに変えていくことが出来るか、今後の大きい課題となると思います。
 そこで岸和田市では具体的なビジネス部門を強化したビジネスサポートを行っています。つまり新型コロナウイルスのピンチをチャンスに変えるということで産業支援を行うためのサポートです。

奥山: 自分も参加させていただいてます。

永野: 岸和田の予算で行っていますが、面談者が岸和田市内の人だけですと広がりがないので、他の地域の事業者にもどんどん相談に入ってもらい、多くの方とつながるチャンスを提供しています。

宮西: 東京などから参加してもよいのですか?

永野: どこからでも参加可能ですし、無料です。相談は1時間ですが、数か月待ちになりますね。





宮西: それでは最後になりますが、永野社長から今後のビジョンをお願いします。市長は健康についても意識が高いとお伺いしましたが……。

永野: 現在の日本の医療水準はとても高く、世界に向けて提供できると思います。そこで大阪が先進的な国際都市として医療分野でもその責任を果たし、さらに泉州を医療の先進地域にしたいと思っています。そうすれば、この地域の住民の「健康」を最高レベルで支えていく環境を創れます。
 例えば海外の例でいえば、ボストンは学問のまちです。ハーバード大学などがあり、小学校から学べる環境にあります。その地域に住んでいる人は豊かになります。それと同様に考え、岸和田市を人間ドックや歯科治療なども含めて医療の最先端の都市にすれば、海外で進んでいるメディカルツーリズムのように、内外の富裕層の人たちがこの地域に訪れるでしょう。そして特産品の魚介類や野菜などを食材にした料理とホスピタリティにあふれた医療を提供したいと思いますね。





宮西: 奥山社長のビジョンをお願いします。

奥山: 私のビジョンはいつも申し上げておりますが、ロボットを使っての世界平和と人類救済です、今はウイズコロナで、ロボットが注目され。求められていますが、実際はもっと急がなくてはいけません。現在、川崎重工と組んでメディカロイドのプロジェクトに参加しています。
 川崎重工では手術をするロボットのダヴィンチの特許が切れたこともあり、その分野の開発に取り組んでいます。また我々が取り組んでいるのはがんの検査のロボットシステムです。弊社も以前は産業用ロボットという分野を中心に研究・開発をしてきましたが、今後はトータル総合ロボットとしていろいろな分野に広げていく予定ですし、特に医療関係にどんどん参入していくつもりです。
 今まで産業ロボットを中心に開発して皆さんに喜んでいただきましたが、今後は実際に人を救うロボット開発に取り組んでいきます。自分は「ロボットが人を救う」という信念を曲げていません。それを具現化していきたいです。

宮西: 医療関係でもお二人のヴィジョンが同じ方向を向いていらっしゃるんですね。本日は素晴らしいお話をありがとうございました。(最終話終了)

コメント
泉州の情熱的なお二人の対談は、どんどん盛り上がり、コロナ禍といえども、わくわくするような話が続きました。岸和田市を医療のメッカにしたいという永野市長に加え、メディカルの分野にロボットとAIの開発を進めていきたいという奥山社長。確かにわくわくする現実が実現する日も遠くないようです。