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社長のコラム

奥山浩司(剛旭)社長コラム

by 宮西ナオ子 Presents

うた子: 今後の奥山社長のご活躍ですが、飲食の次にはどのようなカテゴリーに?

奥山: 泉大津市や和泉市と連携協定を結んでいます。それは、ロボットの街、所謂「スマートシティ」を作りたいと考えています。例えば、和泉市との連携ですが、和泉市役所に新しい食堂ができました。そこに1月から、配膳ロボットを納入させていただいています。そして、その食堂では、お弁当も提供されます。そのお弁当を各階の注文された皆様にロボットがもっていったら楽しくないですか?(笑) 泉大津市立図書館には配膳ロボットシステムを納入させていただきました。蔵書点検システムと連携し、本がある棚へ閲覧者を案内するようにし、RFIDのタグとアンテナを用いたシステムで、司書の皆さんに、あるべき所に無い本がどこに本があるのかをお知らせしています。



奥山: このように日常生活の中で、経産省が提唱しているロボットフレンドリーな環境を提案し、人間とロボットが共存する社会を作りたいと考えています。それには、ロボットができること(役割)を受け入れてくれる環境を作ることが大切です。「ロボットなら何でもできるだろう」と考えると、導入コストがアップし、導入ができなくなり、人手不足問題が加速度的に増えている中、社会が成り立たなくなります。人間がロボットにできるような環境を作ってあげることが必要だと理解していただきたいです。

うた子: ロボットと共生するという環境づくりをすることが大切なんですね。




宮西: それでは奥山社長のビジョンについて教えてください。

奥山: 自分が考える究極なビジョンは「世界平和と人類救済」です。その究極なビジョンに対し、今、自分に与えられているロボティックスは人手不足問題にドンピシャで問題解決できます。
 特にサービス業界はコロナ禍で大打撃を受けており、しかも人手不足で非常に厳しい状態です。そこで、それを救済するようなロボットを創っていかなくてはならないし、それを創りたい。
 会社は2023年に5カ年計画を作り、2028年までのビジョンを打ち出します。ロボット産業は成長産業ですが、しっかりとしたビジョンと行動が必要です。これからも有言実行で着々と計画を進めていきます。




宮西: それでは、うた子さんのビジョンは?

うた子: 私はSDGsで持続可能な社会を作りたい。年をとったから、病気だからといって諦めない。誰一人、取り残されることのない社会を創ることが最終的な目標です。
 そのためには、Charity begins at home。自分の家のなかから始まることです。小さな一歩の積み重ねが大きな一歩につながるという熱伝導を小さなところから広げていきたいと思います。
 なので一人の力は小さいけれどみんなで行えば何とかなる。それを信じられる社会にしたいと思います。それができることによってグローバルな視点でいえば、地球全体がよくなっていくのではないかと思いますし、それにはロボットとの共存が絶対に必要だと思います。





宮西: それでは最後に、奥山社長から見たうた子さんの印象を教えてください。

奥山: 本当に凄い方だなと思います。いつも全力で対峙しており、天真爛漫で大胆なようですが、繊細なところまでわかっており、それを実行に移されている。その凄さは、天性のものではないかと思います。これから中央区のためにご尽力されるとのことですが、私も心から応援したいし、できるなら、将来的には区長になってほしい。
 行政は一人の力では動かせないのでチームが必要です。今後、うた子さんの情熱に行政が心打たれて、「一緒にやりましょう」というチームができることを具現化してほしいです。

うた子: ありがとうございます。心を打たれました。



宮西: うた子さん、奥山社長に対しての印象は?

うた子: 有言実行の社長だと思います。たくさんの勉強と努力をされているにもかかわらず、それをあまり感じさせない明るさ、力強さをすごく感じました。いろいろなものを開発するというのは、もちろんビジョンがあるからできることだと思いますが、ものすごい計画と熱量、たくさんの時間をかけないとできません。それをさらりといってのけるパワフルさに感動しました。
 私も一歩近づきたいと思います。社長には将来的に、近未来を引っ張っていく子供たちを育てる活動をしてほしい。ご一緒に何かできるなら、ぜひともコラボで進めていきたいです。今日の社長との話で、近未来にロボットがいて、自分たちと一緒に共存する社会が見えてきました。バーチャルからリアリティの世界が見えてきました。

奥山: ありがとうございます。







奥山: HCIの企業理念に『技術を創造し「夢」をカタチにします』というものがありますが、うた子さんも「中央区で良かったをかたちに」というスロ-ガンを掲げておれますが、「かたち(カタチ)にする思い」が相通じていますね。

うた子: 本当ですね。奥山社長は「カタチ」とカタカナで、私は、「かたち」とひらがなで表現していますが、夢は形にしないと……。

奥山: 今回、対談させていただき、似ているところがたくさんあって、びっくりしました。だからこそ、今日、このようなご縁がいただけたのかなと嬉しく思っています。

宮西: うた子さん、奥山社長。本日はすばらしいお話をありがとうございました。

コメント
今後、よりよい生活を作り上げていくためにロボットとの共存は必須でしょう。そう考えると、今後、行政でも積極的に取り入れていくことが考えられます。そんな未来の生活を感じさせてくれた対談でした。これからのうた子さん、奥山社長のご活躍を楽しみにしています。